滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック|脱腸を日帰り手術で治療
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鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術について

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鼠径ヘルニアの日帰り手術って初めて聞いたけど大丈夫?実際はどんな感じなの?
今回は「鼠径ヘルニアの日帰り手術」をテーマに説明していきたいと思います。

「日帰り手術」とは

「日帰り手術」には、実は2種類の意味があります。

1つは少し広い意味での解釈で、「患者様が入院してから24時間以内に退院する手術」です。つまり、病院に来られて24時間以内に退院されれば「一泊していても」日帰り手術という解釈になります。
一方、2つ目の意味としては、「同一の日に入院、手術、退院をすること」となります。こちらの解釈では、患者様は入院せずに手術が終わればその日のうちに帰るという内容ですので、こちらの方が比較的ご理解しやすいのではと思います。

「鼠径部ヘルニア診療ガイドラインにおいても」後者を「日帰り手術」と定義しており、当院でも同様にこちらの意味で日帰り手術を提供する体制を整えております。

「日帰り手術」の適応となる疾患

日帰り手術の対象となる疾患は、その術式が「手術時間が比較的短い」、「手術合併症の可能性が低い」ことが必要となります。

これらを前提として、診療科としては「外科・消化器外科」「眼科」「整形外科」「耳鼻咽喉科」などが主に日帰り手術を提供しています。
全ての対象となる疾患を提示することはできませんが、外科・消化器外科では「鼠径部ヘルニア(鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア)」や「痔核」、眼科では「白内障」、整形外科では「骨折手術や抜釘」、耳鼻咽喉科では「副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻茸」などがあり、社会のニーズからは今後も日帰り手術を行う疾患が増えてくると考えられます。

日帰り手術の利点について

日帰り手術の利点(メリット)について説明します。

日帰り手術では、先ほど述べた通り「入院の必要」がありません。そのため、煩わしい「入院の準備」が不要ですし、「より短期間で治療を終了することができる」という利点があります。さらに「日常生活への復帰」や「社会生活(仕事など)への復帰」が早く、「入院費用も不要」であるため、経済的な負担(費用)が少なくなります。

特にご高齢の場合、入院をすることで筋力が落ちて歩けなくなることや、認知症が進む、ということもあります。自営業の方や主婦の方でどうしても入院できない方など、今まで入院だから治療を諦めていたという方も中にはおられます。

どの年代の患者様であっても、いつもと同じ生活のリズムの中で治療を受けることができる、というのが大きなメリットであると考えます。

鼠径部ヘルニア日帰り手術の安全性について

現在、欧米ではほとんどの患者様が鼠径ヘルニアの治療を日帰り手術で行われています。
一方で、日本では多く(95%以上)の患者様が入院治療を受けておられます。

日帰り手術の安全性に関しては、海外では膨大な数の報告がありますし、日本でも安全性や有用性を示す報告が多くなっています。これを踏まえ、「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン」では、「鼠径ヘルニアの日帰り手術」に関して、「組織縫合法、鼠径部切開によるメッシュ法(Lichtenstein法、Plug法、Direct Kugel法、Kugel法)、腹腔鏡手術(TAPP法、TEP法)が術式として日帰り手術の適応となる」と記載されており、日本においても鼠径ヘルニアの日帰り手術が安全性・有効性の面で保証された治療法であるということができます。

昨今の医療機器や麻酔薬、麻酔方法の進歩により、より侵襲の少ない手術や麻酔を行うことができるようになったことが日帰り手術の普及に大きく影響していると言えます。

当院での鼠径ヘルニア日帰り手術の流れについて

当院の鼠径ヘルニア手術では、手術を含めて合計5回の通院を標準としています。
詳細につきましては、当院ホームページ「そけい部ヘルニアの治療(https://shiga-sokei.net/treatment/)」をご覧ください。

帰宅後のサポートについて

手術翌日の夕方には、必ず医師からの直接電話をさせて頂き、体調の確認をさせて頂きます。
また、ご帰宅時には当院の医師に直接つながる携帯番号をお教えしますので、ご帰宅後24時間、何かあれば直接医師と相談が可能です。

まとめ|鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術

今回は「鼠径ヘルニアの日帰り手術」をテーマに説明しました。

日帰り手術では入院の必要がないため、いろんな面で患者様の負担は少なくなります。一方で、日帰り手術が入院手術よりも必ずしも優れている、というわけではありません。
手術前後で不安な時に、病院のスタッフが常に近くにいるという安心感はやはり入院でしか得ることはできません。また、基礎疾患が多くて日帰り手術では難しいという患者様もおられます。
大事なのは患者様が治療において「何を重要視して治療を受けられるか」かと思います。

当院では、患者様の全身状態や背景などをしっかりと評価させて頂き、患者様のご意向も考慮した上で、最善の治療をご提案できるよう常に心がけながら診療をしていきたいと思っております。

LINEによる鼠径ヘルニア無料相談を受付中

滋賀大津そけいヘルニア外科クリニックでは、2023年3月1日からLINEによる無料相談を受け付けています。

「日帰り手術ってどんな感じ?」「診察ではどんなことするの?」「費用はどれくらいかかるの?」など、どんな些細な事でもお気軽にご相談頂けます。当院の医師や専門スタッフは「患者さまに寄り添った温かい医療」を提供することをクリニックの信念としております。

お1人で悩まずに、お気軽にご相談下さい。

著者情報

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安川 大貴
滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック 院長
日本外科学会 外科専門医、日本消化器外科学会 消化器外科専門医

「患者さまに寄り添った温かい医療」を信念に、2023年4月に滋賀県初の鼠径ヘルニア日帰り手術クリニックを開院。

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