成人臍ヘルニアの治療は滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック

滋賀県大津市の滋賀大津そけいヘルニア外科クリニックでは、日帰り手術で成人臍ヘルニアの治療を行っています。

この記事では、臍ヘルニアの病気の概要や当院の治療の特徴などについてご紹介します。

臍（さい）ヘルニアとは

臍ヘルニアは、臍部から腹腔内の腸管が脱出した状態を言います。一般的には、「出べそ」と呼ばれます。

臍は臍の緒が閉じた跡で、元々お腹の筋肉が弱い部分です。その臍部に肥満や妊娠、咳などによる持続的な腹圧上昇などによって発生するとされます。

小児の臍ヘルニアの場合、成長とともに筋肉が発達して自然治癒することがあります。
一方で成人の臍ヘルニアは、自然治癒することはありません。

成人の臍ヘルニアは小児の臍ヘルニアと比較して、嵌頓（かんとん）を起こしやすいとされており、早期の治療が重要です。

臍ヘルニアを放置すると危険

成人の臍ヘルニアは、自然治癒することはありません。
成人の臍ヘルニアを放置することで、嵌頓を起こす可能性があります。

この嵌頓とは、押し出された腸が、おなかの中に戻らなくなることで、腸閉塞や腸壊死（えし）を来すことを言います。嵌頓を引き起こすと命に関わりますので、早急な治療が必要です。緊急手術や長期の入院が必要になる事があります。

そのため、成人の臍ヘルニアは、早期に適切な治療を受けることが重要です。

臍ヘルニアの治療

臍ヘルニアの治療は手術によって行われます。
手術以外に臍ヘルニアを治す方法はありません。

手術には、ヘルニアが生じている穴（ヘルニア門）を縫合して閉鎖する方法や、医療用の人工補強材（メッシュ）を使用してヘルニア門全体を広く閉鎖する方法などがあります。

当院の臍ヘルニアの治療

まずは医師が触診や超音波で臍ヘルニアの診断を行います。

大きな臍ヘルニアの場合は、ヘルニア門の大きさを客観的に評価するために、CT撮像を行うこともあります。臍ヘルニアの大きさや患者様の体型などを考慮し、術式選択を行います。

当院で行う臍ヘルニアの日帰り手術は、患者様の安全性の担保および、術後合併症への対策から、ヘルニア門が比較的小さい患者様に限定しており、原則、切開法による直接縫合のみ、で行っております。大きな臍ヘルニアは、根治性を担保するためにメッシュが必要になるため、適切な提携医療機関をご紹介いたします。

臍ヘルニアの診断がつき、当院で治療をご希望の場合は、術前検査を行います。

手術は、全身麻酔で行いますので、患者様は寝ている間に手術が終了します。手術時間は20〜40分程度、手術当日の平均在院時間は3.5時間です。

術後1週間以内に術後診察を行い、術後1ヶ月の診察で問題なければ終診となります。

まとめ

この記事では、臍ヘルニアの病気の概要や当院の治療の特徴などについてご紹介しました。

成人の臍ヘルニアは自然治癒することはなく、放置することで嵌頓を起こす危険性が高まります。
そのため、早期に医療機関を受診して、適切な診断・治療を受けることが重要です。

滋賀大津そけいヘルニア外科クリニックでは、日帰り手術で成人臍ヘルニアの治療を行っています。
臍ヘルニアの患者様や関連する症状がある方は、当院までお気軽にご相談ください。