粉瘤の治療は滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック

滋賀県大津市の日帰り手術専門クリニック「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」です。
当院では、粉瘤を日帰り手術で治療しています。
粉瘤とは
粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の下にできる良性腫瘍の一種で、「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」や「アテローム」とも呼ばれます。皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が溜まることで発生します。
粉瘤は、弾力のあるしこりやふくらみとして皮膚の下に現れ、ドーム状に盛り上がるのが特徴です。皮膚の外傷やウイルスをきっかけに発症すると考えられていますが、その原因は明確には分かっていません。
粉瘤の症状
粉瘤は、数mm~数cm程度の弾力のあるしこりやふくらみが皮膚の下にできる病変で、ドーム状に盛り上がるのが特徴です。色はやや白色から正常な皮膚と変わらない肌色で、初期段階では痛みがなく、小さい場合には気付かないこともあります。
粉瘤は全身のどこにでも発症する可能性がありますが、顔、首、背中、耳の後ろなどが好発部位です。放置すると、しこりやふくらみが次第に大きくなり、独特の臭いを発することや、炎症を引き起こすことがあります。
炎症が起きると、表面が赤くなり、痛みを伴うことがあります。その場合、症状が悪化する前に、できるだけ早く適切な処置を受け、治療を進めることが重要です。
粉瘤の治療
粉瘤は自然に治ることはなく、完治するには摘出手術が唯一の方法です。
粉瘤の摘出手術では、皮膚の下の袋状の構造物(嚢腫)も含めて確実に切除することが重要となります。炎症を起こし、化膿している場合には、一時的に膿を出す処置や抗菌薬が必要になることがあります。

粉瘤の治療は、診察から検査、手術まですべて保険適応で受けることが可能です。粉瘤が大きくなると治療が難しくなるうえ、独特の臭いが生じることもあるため、早期治療が重要です。
粉瘤の治療の流れ
初診

初診では、医師が問診、視診、触診を行います。必要に応じて超音波(エコー)検査を行い、粉瘤かどうかを診断します。
粉瘤と診断された場合には、腫瘍の大きさや場所、炎症の有無、既往歴、エコーの所見、そして患者様の希望などを総合的に判断し、治療方針を決定します。手術にあたっては、手術方法やリスクについても丁寧にご説明いたします。
手術

治療方針に基づき、日帰り手術で粉瘤を切除します。手術時間は約10〜20分程度で、手術後は院内で短時間安静をとった後にご帰宅いただけます。
術後診察

手術から1〜2週間ほど経過した時点で診察を行います。傷の状態を確認し、必要に応じて追加のフォローアップを行います。経過に問題がなければ、術後診察は1回で終了となります。
粉瘤の治療費用
粉瘤の治療では、診察・検査・診断・手術といった医療行為は健康保険の適用対象となります。
手術費用は、発生部位が露出部か非露出部かによって異なり、さらに粉瘤の大きさによっても差が生じます。手術費用のおおよその目安は、以下をご参照ください。
部位 | 手術費用(3割負担) |
---|---|
露出部の2cm未満の粉瘤 | 5,000〜6,000円程度 |
露出部の2~4㎝未満の粉瘤 | 11,000〜12,000円程度 |
露出部の4㎝以上の粉瘤 | 13,000〜15,000円程度 |
露出部以外の3㎝未満の粉瘤 | 4,000〜5,000円程度 |
露出部以外の3~6㎝未満の粉瘤 | 10,000〜11,000円程度 |
露出部以外の6㎝以上の粉瘤 | 13,000〜15,000円程度 |
※上記費用に加え、自費負担(550円)がかかります。
※追加費用として、病理検査費用(約3,000円)が発生する場合があります。
粉瘤を日帰り手術で治療

滋賀県大津市の「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」では、粉瘤を日帰り手術で治療しています。当院では、日帰り手術に精通した外科専門医が、術前・術後のケアまで含めて対応いたします。
医師や専門スタッフは「患者さまに寄り添った温かい医療」を提供することをクリニックの信念としております。お1人で悩まずに、お気軽にご相談下さい。
※当院では、主にお腹や足の付け根、背中などの10mm程度以上の粉瘤を主に治療対象としております。顔や耳などで非常に小さな粉瘤に関しては、整容性の面からも皮膚科や形成外科を標榜している診療所をご紹介させていただくことがございます。どうぞご了承ください。
受診予約について
当院は完全予約制で診療を行っております。受診をご希望の方は、事前にお電話(TEL:077-536-5865)またはWeb予約よりご予約をお願いいたします。
Web予約をご利用の際は、予約フォームにて「皮膚のできもの(粉瘤・脂肪腫)」を選択のうえ、ご予約ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話にてお問い合わせください。