滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック|脱腸を日帰り手術で治療
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そけいヘルニア

鼠径ヘルニア手術後の生活について解説!

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今回は鼠径ヘルニアの手術を受けられた後の生活について解説します。

当院では鼠径ヘルニアに対する日帰り手術を行っております。
手術後のクリニック内での過ごし方、ご帰宅後の生活(食事や飲酒、入浴、仕事、運動、性生活)について詳しく説明していきます。

当院での日帰り手術後の生活について

クリニック内、回復室での過ごし方

患者さまは手術を終えると、手術室の横にある回復室にベッドで移動します。

個人差はありますが、手術が終わってから10分~20分程度で目が覚めます。最初はぼーっとして眠たい感じがしますが、少しずつ意識がはっきりしてくるのがわかります。

患者さまが座ったり、水分や軽食をとったりされるのを、専任の看護師が丁寧にサポートします。回復室の中をゆっくり歩いていただき、ふらつきの有無なども確認します。術後に内服する薬の説明や、手術の説明をお聞きいただき、日常生活が問題なく過ごせることを確認でき次第、ご帰宅となります。

手術後の回復室での滞在時間は、平均して2時間程度となります。

ご帰宅されてからの生活について

手術当日

麻酔の影響が残るため、手術当日はご自身での車の運転、二輪車の運転が禁止となります。
ご帰宅の際は、付き添いの方の運転か、公共交通機関をご利用下さい。

個人差はありますが、麻酔の影響でぼーっとしたり、足元がふらついたりすることがありますので、手術当日はご自宅で静養いただくようお願いします。傷口~鼠径部に効く痛み止めを使用しておりますので、ご帰宅時はほとんどの方で痛みは強くありません。全く痛みがない方もおられます。

この麻酔は4~5時間経過すると徐々に効果が低下してきますので、手術当日の夜~翌日の午前中が最も痛みが強い時間帯となります。手術当日の夕方から内服頂く痛み止めを処方しますので、必ず内服していただくようお願いします。

手術後5日~1週間

術後最初の外来を受診して頂きます。
ここでは、傷口や鼠径部のチェックを行い、出血や感染の有無などを確認します。

以下では、手術後の生活について個別に解説していきます。

食事や飲酒(アルコール)について

手術当日の夕食から、特に食事の制限はありませんが、手術当日の飲酒は禁止です。
当日に関しては、麻酔の影響で吐き気やふらつきの症状が残る方もおられますので、その際は、水分やゼリー、ヨーグルトなど、食べやすいものをおとりください。

翌日までこのような症状が残ることはありませんのでご安心下さい。飲酒は、手術翌日から摂取して頂いて結構ですが、過度な飲酒は避けましょう。

入浴について

手術当日は、シャワー浴でお願いします。
手術翌日からは入浴が可能です。手術終了時に、傷口を清潔なテープで保護します。

基本的に、テープの中に水の入らない構造になっていますが、入浴前には必ず傷口のテープを確認いただき、テープの周囲に「寄れ」がある場合は、お渡しする保護シートを上からお貼りください(この処置に関しては、手術後に詳しく説明します)。
もし傷のテープ内に水が入り、傷が赤くて痛い場合などは、クリニック携帯または受付までご連絡ください。

仕事について

翌日からお仕事への復帰が可能です。車や二輪車の運転も問題なく行うことが可能です。

一方で、手術翌日の夕方までは、傷口から鼠径部の痛み(筋肉痛のような痛み)があることもご理解ください。痛みは個人差が大きく、全く痛みを感じない人、痛みが強い人、とさまざまです。痛みが強いようであれば、決して無理はなさらないようお願いします。

事務的なお仕事や、軽作業のお仕事の場合、特に問題なく勤務をされることが多いですが、長時間の力仕事など、業務上どうしても強く力を入れる仕事が避けられない場合、当院で診断書を発行いたしますので、遠慮なくお申し付けください。

運動について

基本的に術後2週間程度は、激しい運動(野球やゴルフ、筋肉トレーニング、長時間のランニングなど)は避けていただくようお願いします。これは、激しい運動により痛みが強くなったり、場合によっては手術の時に使用したメッシュがずれたりする原因となるためです。

メッシュのずれは、鼠径ヘルニアの再発につながります。再発の場合、治療には再手術が必要となりますので、決して無理をされないようお願い致します。術後2週間たてば、特に運動の制限はありません。

性生活について

性生活につきましては、これは激しい運動と同じ扱いになりますので、術後2週間は控えて頂くようお願い致します。

まとめ|鼠径ヘルニア手術後の生活について

いかがでしたでしょうか?

今回の説明で、鼠径ヘルニアの手術を受けられる患者さまの不安が、少しでも取り除ければ幸いです。
また当院では、ご帰宅されてからも24時間医師と直接連絡がとれるよう、クリニックの携帯番号を患者さまにお伝えしております。何か手術後にご不安な点があってもいつでも医師にご相談いただけます。

手術翌日の夕方には、医師から直接、体調や痛みについてお伺いする電話をおかけします。何かご不安なこと、気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。

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滋賀大津そけいヘルニア外科クリニックでは、2023年3月1日からLINEによる無料相談を受け付けています。

「日帰り手術ってどんな感じ?」「診察ではどんなことするの?」「費用はどれくらいかかるの?」など、どんな些細な事でもお気軽にご相談頂けます。当院の医師や専門スタッフは「患者さまに寄り添った温かい医療」を提供することをクリニックの信念としております。

お1人で悩まずに、お気軽にご相談下さい。

著者情報

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安川 大貴
滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック 院長
日本外科学会 外科専門医、日本消化器外科学会 消化器外科専門医

「患者さまに寄り添った温かい医療」を信念に、2023年4月に滋賀県初の鼠径ヘルニア日帰り手術クリニックを開院。

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