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そけい部ヘルニアは、
①そけいヘルニア
(内そけいヘルニアと外そけいヘルニア)
②大腿ヘルニア
この二つを総称した名称です。
当院では、成人のそけい部ヘルニアが治療可能です。典型的な症状としては、そけい部のふくらみで、違和感や痛みを伴うことがあります。また、そけい管内水腫(女性のNuck管水腫)にも対応しております。詳細は、医師にご相談下さい。
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そけい部ヘルニアは、加齢などの影響により、そけい部の筋肉・筋膜が弱くなることで発症します。おなかの中の臓器(腸や脂肪)が、弱くなったそけい部を押してくることで、様々な症状が出てきます。
典型的な症状は、そけい部の膨らみですが、それ以外にもそけい部の違和感や痛み、下腹部の張った感じなどの症状もあります。
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嵌頓(かんとん)とは、押し出された腸が、おなかの中に戻らなくなることで、腸閉塞や腸壊死(えし)を来すことを言います。嵌頓状態では命に関わりますので、早急な治療が必要です。緊急手術や長期間の入院が必要になる事があります。
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身体所見のみで診断が可能なこともありますが、そけい部の膨らみがあっても、他の疾患である事があります。そのため、多くの施設で超音波検査やCT検査を実施しています。
当院では、被爆がなく簡便で正確な診断が可能な超音波検査を行っています。鼠径部ヘルニアガイドラインでも「超音波検査は最も非侵襲的で存在診断に有用である」とされています。
超音波検査で90%以上は診断可能ですが、一部の非典型な症例に対しては提携施設に依頼してCT検査を行っています。
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そけい部ヘルニアに対する根本的な治療法は手術しかありません。ヘルニアバンドという、体表からそけい部の膨らみ部分を押さえる方法がありますが、ヘルニアバンドで根治することはありません。
手術は大きく分けて二つあります。一つは、そけい部を直接切開する「そけい部切開法」、二つ目は腹腔鏡を用いて行う「腹腔鏡下ヘルニア修復術」です。そけい部切開法では通常、そけい部を5cm程度切開します。腹腔鏡下ヘルニア修復術では通常、3か所の小さな傷で治療します。
当院で行う腹腔鏡下ヘルニア修復術は、通称「ヒトツキズ(一つ傷)」腹腔鏡手術で、従来3か所の傷で行う腹腔鏡手術を、おへそ(またはへそ下)1か所で腹腔鏡手術を行う方法です。傷の数が少ないことで、術後の痛みや整容性の面で、優れた術式と考えられます。
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