鼠径ヘルニア・脱腸が発症する原因を解説！

滋賀県大津市の鼠径ヘルニア専門クリニック「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」です。

当クリニックでは、腹腔鏡を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

この記事では、「鼠径ヘルニア・脱腸の発症原因」について特集します。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニアは、一般的に「脱腸」とも呼ばれ、足の付け根の部分（鼠径部）から腸や腹膜の一部が脱出してくる病気です。

鼠径ヘルニアは、加齢などの要素により、鼠径部の筋肉や筋膜が弱くなることで発症します。性別は男性の方が女性よりも発症しやすく、加齢が主な要因であるため、高齢男性に多く見られる病気です。
また、立ち仕事や重作業に従事されている方や、便秘、妊娠など腹圧がかかる状況を日常的にお持ちの方も、腹圧が上がることによって、鼠径部に負担がかかり、鼠径ヘルニアを発症しやすくなります。

疫学データによると、男性の3人に1人が鼠径ヘルニアを生涯に一度発症するとされています。

鼠径ヘルニアの典型的な症状には、鼠径部の膨らみが挙げられます。その他、鼠径部の膨らみに加えて鼠径部の違和感や痛み、下腹部の張りなどの症状を伴うこともあります。

この鼠径ヘルニアですが、治療は手術でしか行うことができません。その手段としては、内視鏡を用いた「腹腔鏡手術」、鼠径部に約5cm程度を切開して手術を行う「鼠径部切開法」があります。

鼠径ヘルニアの発症原因について

鼠径ヘルニアの発症原因ですが、小児の鼠径ヘルニアと成人の鼠径ヘルニアによって、その原因が異なります。

小児の鼠径ヘルニアの多くは、先天性で生まれたときから鼠径部にヘルニア嚢があり、鼠径ヘルニアを発症します。一方、成人の鼠径ヘルニアは、加齢などが原因で鼠径部の筋肉や筋膜が弱くなることで発症します。

■ヘルニア嚢とは
お腹の中の臓器は、腹膜によって覆われ守られています。その腹膜が鼠径部に出来た筋肉や筋膜の穴からふくろ状の形（嚢状）で脱出することがあります。
この嚢状に脱出した腹膜を「ヘルニア嚢」と呼びます。鼠径ヘルニアでは、このヘルニア嚢に腸などが入り込み、鼠径部に膨らみが現れます。

先天的な原因となる小児の鼠径ヘルニアにおいては、胎児の際、成長とともに閉じるはずであった袋状の腹膜が閉じられず、そこに腸などが入って鼠経ヘルニアを発症します。

一方で後天的な原因となる成人の鼠径ヘルニアは、鼠径部の筋肉や筋膜の薄い部分が加齢などの要因で弱くなり、穴が開いてしまいます。その穴に腹膜が入り込み、力を加えた際などに腸が脱出してしまうことで鼠径ヘルニアを発症します。

まとめ

この記事では、「鼠径ヘルニア・脱腸の発症原因」について特集しました。

鼠径ヘルニアの発症原因ですが、先天的な原因で発症する小児の鼠径ヘルニアと後天的な原因で発症する成人の鼠径ヘルニアによって、その原因が異なります。

この鼠径ヘルニアですが、放置をしておくと飛び出した腸が脱出口で詰まってしまい、危険な状態を引き起こすことがあります。この状態を「嵌頓（かんとん）」と呼びますが、嵌頓を発症すると命に危険が及ぶ可能性があります。

全ての鼠径ヘルニアの患者様が「嵌頓（かんとん）」を発症するわけではありませんが、嵌頓の危険性を考慮すると、鼠径ヘルニアは早期診断・早期治療が重要です。

鼠径ヘルニアを腹腔鏡日帰り手術で治療｜無料相談も受付中

滋賀県大津市に位置する「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。

当院では、体に優しい腹腔鏡手術の中でも、傷が一つの「ヒトツキズ」腹腔鏡を提供しています。JR・京阪など公共交通機関や⾼速道路からのアクセスが良好のため、滋賀県全域をはじめ、京都府内、奈良県、三重県からも患者さまがご来院されます。

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また当院では、LINEによる鼠径ヘルニアの無料相談も受け付けています。

「鼠径ヘルニアは放置して大丈夫？」「どのような治療方法があるの？」「治療費用はどれくらいかかるの？」など、どんな些細な事でもお気軽にご相談頂けます。

当院の医師や専門スタッフは「患者さまに寄り添った温かい医療」を提供することをクリニックの信念としております。お1人で悩まずに、お気軽にご相談下さい。