鼠径部に膨らみやしこりの症状｜痛くない場合でも注意が必要！

滋賀県大津市の鼠径ヘルニア専門クリニック「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」です。

当クリニックでは、腹腔鏡を用いた日帰り手術で鼠径ヘルニアを治療しています。

この記事では、鼠径部の膨らみやしこりの症状で疑われる病気や注意点について解説します。

鼠径部とは

鼠径部に膨らみやしこりの症状

鼠径部に膨らみやしこりが生じた場合、鼠径部に関連する病気が疑われます。
鼠径部ではさまざまな病気が発生しますが、具体的には以下のような病気が挙げられます。

【鼠径部で起こる病気】

• 鼠径ヘルニア
• リンパ節炎
• ヌック管水腫
• 陰嚢水腫
• 脂肪腫やアテローム
• 精索静脈瘤

これらの病気の中でも、鼠径部で起こる代表的な病気として挙げられるのが「鼠径ヘルニア」です。
この鼠径ヘルニアは、鼠径部の膨らみやしこりを主症状とします。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニアは、一般的に「脱腸」とも呼ばれ、足の付け根の部分（鼠径部）から腸や腹膜の一部が脱出してくる病気です。

鼠径ヘルニアは、加齢などの要因により、鼠径部の筋肉や筋膜が弱くなることで発症します。男性の方が女性よりも発症しやすく、加齢が主な要因であるため、高齢男性に多く見られる病気です。

鼠径ヘルニアの典型的な症状には、鼠径部の膨らみやしこりが挙げられます。その他、鼠径部の膨らみに加えて、鼠径部の違和感や痛み、下腹部の張りなどの症状を伴うこともあります。

この鼠径ヘルニアですが、初期症状があっても日常生活に支障をきたすことは少なく、また鼠径部の病気ということで恥ずかしいと感じる人もおり、放置されがちな病気です。
しかし、鼠径ヘルニアを放置すると症状は悪化し、命に危険が及ぶ可能性がある「嵌頓」を発症するリスクが増します。

鼠径ヘルニアの嵌頓とは

鼠径ヘルニアの嵌頓とは、鼠径部で脱出した腸が飛び出したまま、お腹の中に戻らなくなる状態を指します。

この嵌頓の状態が続くと、脱出した腸が圧迫され、血流が徐々に減っていきます。その結果、食べ物が脱出した腸を通過できなくなり、「腸閉塞」という状態になります。

さらに腸が締め付けられると、栄養を供給する血液の流れが止まり、腸が壊死して腐ってしまいます。腸が壊死し、お腹の中に腸液が漏れ出てしまうと、「腹膜炎」という非常に危険な状態を発症します。この腹膜炎になると、命に危険が及ぶ可能性があり、緊急手術が必要です。

嵌頓は、鼠径ヘルニアの初期段階でも発症する可能性があります。そのため、鼠径部に痛みがない場合でも注意が必要です。

全ての鼠径ヘルニアの患者さまがこの嵌頓を起こすわけではありませんが、鼠径ヘルニアを放置すれば、嵌頓の危険性が高まることを理解しておく必要があります。

まとめ

この記事では、鼠径部の膨らみやしこりの症状で疑われる病気や注意点について解説しました。

鼠径部に膨らみやしこりが生じた場合、関連する病気が疑われ、その代表的な病気として「鼠径ヘルニア」が挙げられます。

鼠径ヘルニアは、放置すると命に危険が及ぶ可能性がある「嵌頓」を発症するリスクがあります。この嵌頓は、鼠径ヘルニアの初期段階でも発症する可能性があり、注意が必要です。

鼠径部の膨らみやしこりといった症状があり、病気が疑われる方は、早期に医療機関を受診して適切な診察・診断を受けることを推奨します。

鼠径ヘルニアを腹腔鏡日帰り手術で治療｜無料相談も受付中

滋賀県大津市に位置する「滋賀大津そけいヘルニア外科クリニック」では、鼠径ヘルニアを日帰り手術で治療しています。

当院では、体に優しい腹腔鏡手術の中でも、傷が一つの「ヒトツキズ」腹腔鏡を提供しています。JR・京阪など公共交通機関や⾼速道路からのアクセスが良好のため、滋賀県全域をはじめ、京都府内、奈良県、三重県からも患者さまがご来院されます。

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また当院では、LINEによる鼠径ヘルニアの無料相談も受け付けています。

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当院の医師や専門スタッフは「患者さまに寄り添った温かい医療」を提供することをクリニックの信念としております。お1人で悩まずに、お気軽にご相談下さい。